第10章 Motif を必要とする port
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目次
コンパイルに Motif ライブラリを必要とするアプリケーションがいくつかあります (Motif 自体は有料のものがいくつかの会社から手に入りますし、 x11-toolkits/lesstif には多くのアプリケーションを動作させることが可能な無料の互換ライブラリもあります)。 Motif は広く使われているツールキットですし、 有料のもののライセンスでもライブラリを静的にリンクした実行形式の再配布が認められている場合が多いので、 Motif を必要とするソフトウェアを簡単に (port からコンパイルする人々のために) 動的にでも、 (package を配布する人々のために) 静的にでもリンクできるような仕組みが用意されています。
10.1. USE_MOTIF
Motif が無いとコンパイルできない port の Makefile では、この変数を指定してください。 これにより、Motif を持っていない人がこの port をコンパイルしようとするのを未然に防ぎます。
10.2. MOTIFLIB
この変数は bsd.port.mk によって適当な Motif ライブラリの指定に置き換えられます。Port のソースの Makefile や Imakefile で Motif ライブラリを参照しているところを、 この変数を参照するようにパッチを適用してください。
代表的な例としては以下の二つがあげられます:
Makefile か Imakefile の中で Motif ライブラリが
-lXm
として使われている場合には、 かわりにMOTIFLIB
と書いてください。Imakefile の中で
XmClientLibs
が使われている場合には、それを${MOTIFLIB} ${XTOOLLIB} ${XLIB}
と書きかえてください。
なお MOTIFLIB
は通常、 -L/usr/X11R6/lib -lXm
か /usr/X11R6/lib/libXm.a
に置き換えられます。 したがって前に -L
や -l
をつける必要はありません。
最終更新日: 2024年3月9日 by Danilo G. Baio